食養内科

体が弱い人のための医学① 体質の話

体が強い人や体が弱い人がいるかという問題ですが、私の経験ではやはりいるように思います。私は体が弱い人の中に入るようで若い時から、体の苦労がありました。
私は体が強くなりたいと思って、さまざまな健康法をしました。
私は体が強い方が良いと思っていましたが、近頃は、体が弱いことは、必ずしも悪いことではないと思い始めたのです。それは、体が弱い人は体が敏感であるということです。反対に体が強い人は体が鈍感と言うことです。
これはどういうことかと言うと、体が強い人は体力に自信があるため、無理をします。無理をしても症状が出ないため、無理を続けていると大病になってしまします。
体が弱い人は、体に無理な事をすれば、すぐに症状が出るため無理をしないように用心して生きることになります。そうすると症状はよく出すのですが大病をすることが無いのです。


体が強い、弱いはどこに原因があるかと言うと、体が強い人は胃腸が丈夫で、体が弱い人は胃腸が弱いということです。
体が強いとか弱いということは、体力があるとか体力がないと言っても良いでしょうが、体を動かすためのエネルギーを十分持っているか持っていないかということになります。胃腸が丈夫であるということは食べたものをどんどん体の中に蓄えることになり、胃腸が弱いということは食べたものを体に蓄えるのが少ないということになります。体の中のエネルギーが多ければ長く働けるし、速く動けます。体の中のエネルギーが少なければ早く疲れるし、動きも遅くなります。
問題はこのような体質な生まれつきのものなのか、それとも生まれてから後の生活習慣によってこうなったのかということです。
生まれつきのことならば、これはもうどうにもならないことになります。そうではなくこのような体質が生まれてから後に出来上がったものであれば、これは変える事ができます。
私は自分の体と、医者としての経験から言うと、生まれつきのものと生まれてからの両方が関係しています。生まれながらの体質があり、その上に生まれてからの行動が追加されてその時の体質ができ上がっています。
世の中には、太って困るという人が大勢います。反対に太れなくて困る人もまた大勢います。このような体質は生まれながらに持っているような気がします。
又、元気がなくて、様々な症状を持ち、いろんな治療しても治らない人が、食養内科に来て食生活を変えると、だんだんと元気になり、多くの症状が一つ一つ消えていく人もいます。このような体質は生まれてから、自分が作った体質と考えてよいでしょう。
平成24年5月23日 食養内科勉強会資料