食養内科

61 アトピー性皮膚炎 私の治療法

 現在、私が行なっているアトピー性皮膚炎の治療法について、その考え方をまとめてみました。

1、アトピー性皮膚炎は体の内部の問題が皮膚に現われている状態だから、皮膚だけを治すという治療では病気の根本が治らない。
2、したがって、薬を使って皮膚症状を出さなくすると、体の内部の問題は体の内部で増大することになり、別の病気に移行する恐れがある。
3、体の内部の問題は不自然な生活を続けることによって起こるから、不自然な生活を改善することによって、体の内部の問題は解決する。
4、不自然な生活の中で、一番重要なのが食生活である。不自然な食生活がアレルギー体質を作ったり、栄養失調を作ってアトピー性皮膚炎の下地を作ることになる。
5、アトピー性皮膚炎発病の下地には遺伝的な体質が存在するが、不自然な生活をしなければ、遺伝的な体質があっても発病しない。
6、アトピー性皮膚炎は西洋医学的には、アレルギーと考えて治療しているが、アレルギーの理論では説明が搗かないアトピー性皮膚炎もあるので、発病の原因を、栄養失調(栄養のアンバランス)にすると、アレルギーではないアトピー性皮膚炎も治療することが出来る。
7、アトピー性皮膚炎を作った体の内部の問題は長期間かけて作ったものであるから、それを特効薬ですぐ治そうとするのは無理がある。
8、外用薬で炎症を治療することは出来るが、硬い皮膚や乾燥した皮膚は、外用薬ではむずかしく、治すのに時間がかかる。
9、アトピー性皮膚炎は体の内部の問題が現われているのだから、皮膚炎はそのまま出して、内部の問題を解決することが理にかなっている。
10、皮膚炎が激しくて、生活に困難を来たしている時は薬を使って治療するのが良い。薬は抗ヒスタミン、抗アレルギー、ステロイド、非ステロイドといろいろあるが、適当なものを選んで使えばよい。
11、私は皮膚病を程々出しながら、又程々抑えながら治療している。それと並行して食事療法による体質改善を行なっている。
12、一般に医療機関では症状を出さないように治療している。皮膚科でもアレルギー科でも小児科でも症状を消すようにする。皮膚科では薬を使い、アレルギー科では減感作療法を行い、小児科では除去食療法を行なう。
13、それに対し、民間療法やエステでは症状を出すようにして治療している。体の中の汚れたものは出してしまえば、すっかり良くなるのだという考え方である。そのためステロイドは使わない方が良いと言って、すぐ止めてしまうと激しいリバウンドが来てひどい状態になる。
14、私は症状を出さないようにするのも、出すようにするのも、物事の片方しか見ていないと思うので、その中間の少し出し、少し抑えるという方法をとっている。

こんな考え方で治療していますので、よろしくお願い致します。
平成24年6月27日
著作 長岡由憲