食養内科

ガンの発生と退縮 全体像を探る⑤   印刷用【PDF】はこちら≫

 

防御因子・・・玄米食について

 川竹文夫さんがガンの自然退縮した人の取材を続けていた頃、殆どの人が玄米菜食を実践していたので、「玄米ってやっぱりいいんだろうか・・・」と思ったそうです。
 玄米食の元祖は石塚左玄です。自分の皮膚病、腎臓病の治療を捜していた時、玄米食にたどり着きました。食品のナトリウム(Na)とカリウム(Na)の量を調べている時、玄米はNaとKのバランスが良いことに気づいて玄米食の価値に気がついたのです。
 玄米食を発展させたのは、後に続く3人です。桜沢如一、西勝造、二木謙三です。

1、桜沢如一(1893-1966)、マクロビオティックの提唱者。
  特徴:よく煮る。塩分多い。油も多い。水は少なく。根菜類多い。
2、西勝造(1884-1959)、健康法を広く研究した。玄米食は、健康法の一つである。
  特徴:生野菜をすすめた。水は多く飲む。
3、二木謙三(1873-1966)、東大の教授。学者である。文化勲章をもらった。
  特徴:よく煮たものも、生の野菜も良くないと言うことで、その中間の2分間煮をすすめた。


 食養内科の創始者、日野厚は桜沢如一の弟子であるが、マクロビオティックを実行して体が健康になり、それを続けるうちに、体を壊したので、栄養学を自分で研究し、食養の三人の考え方も取り入れて、生態学的栄養学を作った。だから日野式食養生の20カ条には、二分間煮が良いとか、煮物が良いとかにとらわれてはいけないと書いてある。これは体質によって、良くなったり悪くなったりするからです。

 甲田光雄先生は西勝造の影響で自分の病気を克服されたので、西式の健康法がもとになっています。

 済陽高穂先生の食事療法は甲田光雄先生の理論が入っていますから、西式の考え方が入っています。

 玄米食にも様々な考え方がありますが、迷った時は日野厚が作って生態学的栄養学を学習してください。生態学的栄養学は自分で体験しながら自分の栄養学を作ると言う学問なのです。生態学的栄養学では米は玄米食ではなく、未精白米食です。未精白米食には玄米食も含まれます。

平成22年5月25日 食養内科勉強会資料