心身症の特徴

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花 心身症の特徴のひとつに「大人になれない症候群」がある。大人になれないというのは融通が利かないと言うような意味です。
 自分をかしこいと思っていて、完璧を求めてしまうのです。まじめに勉強するので、学校の成績が割りと良く、自分がかしこいと錯覚するのです。
 学校の成績が悪いと、自分はバカだと思うから、それなりに生きていく。しかし、成績が良いと自分は頭が良いと思うために、立派であると錯覚し、自信過剰になり、レベルの高い所を求めて頑張ってしまう。
 それで、目標に達しないと自分はダメな人間だと自分を責めたりする。
 自分がダメなのだから謙虚になれば良いのだが、誰々が悪いから自分がこうなったのだと責任を別の所へ持って行く。
 心身症の場合は、親が子供的である。特に母親が子供的なことが多い。本人が子供的であるのは勿論であるが、親が子供的であるため、この両者が合体して発病する。
 この時、父親は存在感がないことが多い。何も発言しないのである。父親はだいたい子供に甘い。しっかりとした見識を持っていないから、しつけをしない。どちらかと言うと子供の言いなりになる。
 心身症の場合、母親も問題であるが、父親がしっかりしていれば、発病は避けられるだろう。

イラスト 結局、本人と母親は成長していない。子供的である。大人に成りきれていない。又、父親も子供的でしっかり成長していない。
 しっかりした父親とは、子供に物事の善悪をしつけられる判断力、行動力を持っている人である。言うべき時は、子供がいやがる事でも言わなければならない。
 父親がしっかりしていれば、母親は子供にやさしくできる。父親が何も言ってくれなければ、母親はいつも子供にガミガミと小言を言わなければならなくなる。これは良い環境ではない。
  父親が言うべき事はこんな事になると思う。
① 人に迷惑をかけるな。
② 自分の力で生きてゆけ。
③ 人の世話になるのなら、その人の言う事を聴け。
 例えば、こういうことになる。
 自分が会社を起こすのなら、社会の信用を得るよう努力しなさい。会社に入って働くのなら、社長の言うことに従いなさい。

 

平成20930日 食養内科勉強会資料 長岡由憲

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