人参ジュースの話

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人参

 食養内科では朝食に野菜ジュースを出しています。食養内科の朝食は長い間、パンと野菜ジュースでしたが、最近おじやと野菜ジュースに変えました。野菜ジュースは人参ジュースと小松菜ジュースがありますが、体質によって人参にしたり小松菜にしたり、又は半々にしています。

 人参ジュースも小松菜ジュースも病院で給食するのは食養内科を創設した日野 厚先生の発案だと私は考えています。

 食養内科の人参ジュースを飲んで、味が甘いとおどろく人がいます。「人参ジュースに砂糖を入れているのですか」と聞かれます。「いや、何も入れていません」と答えております。搾りたてのジュースは味が生きているのです。初めて飲む人は美味しさを実感するでしょう。

 人参で私が感動する所は、根でありながら真っ赤な色素を溜めていることです。大根は真っ白です。普通、植物は太陽の光に当たらないと色が付きません。もやし状態になります。アスパラガスも土の中では緑の色が付きません。

 植物は太陽の光を受けると、色を付けることによって身を守るのです。紫外線によって発生する活性酸素から自分を守るのです。したがって地上にある葉や茎は色を付けているのです。人参の根は地下にあるのですから、色は必要ないのですが、外の皮から中まで赤い色を持っています。

 葉で作った赤い色素を根に蓄えているのですが、動物にとってみると、これは実に有り難いことになります。糖質と色素が同時に食べられるから美味しいのです。

 ジューサーで人参ジュースを作ると、搾りかすが沢山出ます。重量でいうと約半分が搾りかすになります。200gの人参をジュースにすると、100mlのジュース出来て、100gの搾りかすが出るのです。

 人参ジュースを始めるとこの搾りかすがもったいなくて、何か使い道がないかと考えるのですが、なかなか利用方法が見つからなくて、結局は捨てるようになってしまいます。

 ですから、人参ジュースは贅沢な飲み物なのです。病気が治らなくて困っている人には勧めますが、元気な人は人参を丸ごと料理して食べた方が良いと思います。

 人参ジュースはアレルギー体質の改善や老化防止の作用があり、様々な病気の体質改善に役立ちます。視力の回復も期待できます。

 人参ジュースは作りたて、搾りたてのものをお勧めします。

 

平成19619日食養内科勉強会資料 長岡由憲

 

 

  

 

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