新刊書紹介
長岡由憲著 PHP研究所 1998年3月発行
内容の概略
第1章 食養療法とは何か
食養は石塚左玄に始まり、桜沢如一がマクロビオティックという名前で広めた。日野 厚
は桜沢如一の指導に疑問を感じ、生態学的栄養学を提唱した。そして日野式食養生20ヶ条
を作った。
第2章 食生活はどのように変わったか
現代的偏食とは、牛乳を飲みすぎる、肉を食べ過ぎる、菓子を食べ過ぎる、果物を食べ過
ぎる、乳製品を食べ過ぎる、油料理を食べ過ぎる、アルコールを飲みすぎるなど
第3章 病気の性質はどのように変ったか
食生活が豊になり、食べ物が豊富になって病気の主流は急性熱性疾患から慢性体質性疾患
に変った。伝染病からアレルギー、老化病に変った。病気の原因が体の外から入って来るの
ではなく、体の内部矛盾が大きくなるにつれて症状が現れる病気が多くなってきた。
第4章 どのような食生活をすればよいか
自然性尊重と匙加減、火加減、盛り加減の尊重を一貫させたバランス食を腹八分目に、よ
く噛んで食べる。日野式食養生、具体的実行条件20ヶ条の紹介。
第5章 病気別に見た食事療法
アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群、糖尿病、自律神経失調症、慢性じんま疹、冷え性、
痛風
第6章 食養内科の給食献立
食事療法については多くの考え方があって迷っている方もいらっしゃることと思います。
私自身、若い頃に多くの健康に関する本を読んで何を信じてよいか分からなくなりました。
日野 厚先生のもとで病気治療の経験を重ねるうちに少しづつ理解できるようになってき
ました。食べることは、あまりにも当たり前のことで、健康な人は特に深く考えることもな
く食べていると思いますが、昔食べなかった食品が多くなり、量も豊富になった今日では、
少しばかり考えて食べることをしないと、病気をもらう心配が出てきました。
生活習慣病(成人病)やアレルギー疾患が多くなった現代において、牛乳は飲んだ方が良
いのか、飲まない方が良いのか迷うところです。栄養はたっぷり摂った方が良いのか、それ
とも粗食が良いのか、説がいろいろあって迷うことが多いでしょう。
元気であれば、そんな事を気にする事はないでしょうが、体調が悪いと本を読んだりして
調べるものです。そんな時、私の書いた本が少しでも役に立てばと願っています。